スポーツ障害:オスグッド・シュラッター病の根本原因
オスグッド・シュラッター病について解説と施術の仕方をお伝えします。
成長期の少年に起こりやすい「スポーツ障害」の1つとされております。脛骨結節という膝のお皿の下辺りが痛くなるのが特徴です。
特にサッカー、陸上、バスケットボール、バレーボールなど、跳ねたり、ボールを蹴ったりする動作を行う競技でよく起こります。
一般的には成長期をすぎると自然とよくなることから成長痛とも言われています。
成長痛として一般認識されていますが、本題はここからです。
この膝下辺りの痛みですが、原因は成長期だけではございません。
もう一つの大きな原因は・・・
立っている姿勢の重心位置が通常より後方にある事が原因です・・・・
というとさっぱり分からないので解説します。
まず「立っている姿勢の重心位置が通常より後方」を簡単にチェックする方法をお伝えします。
靴のソールの外側や踵側が他のより異常にすり減っている。
この場合、「重心位置が通常より後方」になってる可能性が非常に高いです。
つまり、浮き指だったり、踵体重だったりすると、重心位置が無意識に後方へ位置します。
それが何がいけないかという理由を説明します。
大腿四頭筋(大腿部前面)の筋肉が異常に収縮し、脛骨結節を引っ張ってしまい、痛みを引き起こすからです。
それだけではございません。足の指の状態、下腿部の筋肉の状態もチェックします。
スーパーフィシャルフロントナイン(赤い所)をくまなくチェックします。
なぜかというとこれらの筋も緊張、短縮し脛骨結節を圧迫して痛みを誘発しているからです。
これらの筋肉を緩めて、関節部を緩める事が大事ですが、重心位置が後方にあれば、施術しても、また筋肉が硬くなり、なかなら良くならず、治癒に時間がかかってしまいます。
なので、さこ整骨院は根本的な問題である
①重心位置を整える事で対象となる筋肉が勝手に緩む→(負担がかかりづらい、治りやすい身体になる)
②足の指の動きを改善する→(オスグッドはだいたい浮き指)
③個人で重心位置を整えるやり方を教える→(自分で良くする事で来院頻度を少なくできる)
以上の方法により、根本問題を解決してスポーツ現場に早期に戻れるようお手伝いさせて頂きます。